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資本業務提携とは?メリット・デメリットと5つの成功事例を紹介 | 千代田中央法律事務所

手を組む3名の男女 M&A・事業承継

資本業務提携は、出資と業務協力を組み合わせて双方の事業成長を加速させる有効な経営戦略です。

しかし、業務提携やM&Aとの違いや、出資比率・株価への影響、契約条件の設定など実務では検討すべき論点があり、適切なスキーム設計が重要となります。

本記事では、資本業務提携の基本的な仕組みからメリット・デメリット、具体的な進め方などを整理し、経営判断に必要な情報をわかりやすく解説します。

また、上場企業の成功事例も紹介し、自社における最適な提携モデルを検討する際の参考となるポイントをわかりやすく示しているので、ぜひ最後までご覧ください。

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資本業務提携とは?

握手するビジネスマン

資本業務提携とは、出資による資本関係と、業務面での連携を同時に行うパートナーシップです。

M&Aのように経営権を移転させず、独立性を保ちながら相互の強みを活かして事業成長を加速できる点に特徴があります。

ただし、類似する手法が複数存在するため、それぞれの境界を明確にしておくことが重要です。以下に、混同されやすい手法との違いを整理します。

手法特徴
業務提携資本を入れずに業務だけ協力する
資本提携出資により関係性を強めるが業務は必ずしも行わない
資本業務提携出資と業務協力を組み合わせて相乗効果を狙う
M&A経営権を取得して組織ごと統合する

資本業務提携は、強い連携を図りながら自社の経営権を維持したいという企業にとって、最適な選択肢です。ここからは、上記3つの違いをさらに詳しく解説していきます。

業務提携との違い

資本業務提携と業務提携の違いは、株式を持ち合うかどうかです。業務提携は出資を伴わず特定業務で協力するだけの関係のため、柔軟に開始・解消できますが、相手企業がどれだけ深く協力してくれるかは保証されません。

一方、資本業務提携は株式の取得を通じて資本関係を結ぶため、相手企業の成長が自社の利益にも直結するのが特徴です。結果として、双方が長期的な視点で協力しやすい強固なパートナー関係が形成されます。

たとえば、自動車メーカー同士が互いに株式を持ち合うことで、海外市場での販売戦略や新技術の共同開発を長期的に進めているケースがあります。

短期的な市場検証や限定的プロジェクトには業務提携、長期的な成長や深い資源共有が必要な場合は資本業務提携が適しているでしょう。

資本提携との違い

資本提携は、株式取得によって財務的・戦略的な関係を築くことが主目的です。そのため、業務に関する協力は義務ではなく、必要に応じて行われる任意的なものに留まります。

資本提携だと、安定株主の確保や将来のM&A準備として活用されることが多く、具体的なシナジー創出は保証されません。

一方の資本業務提携では、出資に加えて業務提携契約を締結し、共同開発・販売連携・調達や生産の協業など、実行すべき協力内容が明文化されます。

たとえば、出資と同時に海外向けサービスの共同展開や新技術の共同開発など、期限や成果指標を設定した協業テーマを契約に明記するケースがあります。

単に関係性を安定させたい場合は資本提携が適していますが、出資を事業成長につなげる具体的な取り組みを進めたい場合は、資本業務提携が有効です。

資本提携とは?主な2つの手法や進め方・具体的な提携事例を紹介 | 千代田中央法律事務所

M&Aとの違い

資本業務提携とM&Aの違いは、経営権の移転の有無です。

M&Aは、相手企業の議決権の過半数を取得することで、経営に対する決定権を一体化させる取引形態です。統合後は、両社はひとつの意思決定体制のもとで運営され、事業戦略や組織運営が一本化されます。

法人格が残る場合でも、重要な経営判断は統合後のグループ全体として行われるため、独立して意思決定する余地は限定的です。

一方、資本業務提携では出資比率を経営権が移らない範囲に抑えることが一般的で、両社は独立性を維持したまま協業することが前提となります。

たとえば、経営権ごと統合するケースでは、店舗戦略や組織運営がグループ全体の方針に沿って一本化されます。一方で、少数出資により技術や顧客基盤を相互に活用する形の協業では、両社が独立した経営を維持することが可能です。

迅速な意思決定や一体運営を重視するならM&Aが適しており、独立性を保ちながら相手の強みを取り入れたい場合には資本業務提携が有効です。

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資本業務提携のメリット

指をさす女性

資本業務提携が企業にもたらす4つのメリットについて解説します。

  1. 独立性を維持しつつ強固な協力体制を構築できる
  2. シナジー効果により成長速度が加速する
  3. 経営リスクを分散できる
  4. 互いの経営資源を共有できる

これらのメリットにより、資本業務提携は単なる協力関係を超え、双方が自社の独立性を保ちながら持続的に事業を拡大できる強力な成長戦略となるでしょう。

1. 独立性を維持しつつ強固な協力体制を構築できる

資本業務提携のメリットは、経営の独立性を保ったまま強固な協力体制を築けることです。出資により株主関係を形成することで、単なる業務提携よりも相手企業のコミットメントを引き出しやすくなります。

一方で、出資比率は実務上の目安としておよそ30%前後に抑えることが多く、重要な意思決定に対する自社の裁量を確保しやすくなります。

株主総会における特別決議には、3分の2以上の賛成が必要なため、相手に議決権の1/3超を持たせないことで、経営への影響を適切にコントロールできると考えられているためです。

たとえば、双方が少数の株式を持ち合うことで、技術開発や市場開拓を共同で進めつつ、各社が独立した経営を維持するケースもあるでしょう。

中小企業でも出資比率を20%前後に抑え、協力内容を契約で明確にすることで、意思決定やブランドを守りつつ相手企業の技術や販路、人材を活用し成長を加速できます。

2. シナジー効果により成長速度が加速する

シナジー効果によって事業成長が大幅に加速することも、資本業務提携のメリットのひとつです。

資本業務提携は、出資によって結びつきを強めることで、顧客・販売ルート・技術・人材などの経営資源を相互に活用しやすくなる点が特徴です。

その結果、互いの顧客へ商品を紹介し合うことで売上が増えたり、資材やサービスをまとめて調達してコストを下げたり、新しい商品やサービスを一緒に開発できたりするなど、自社だけでは得られない効果が生まれやすくなります。

たとえば、データを持つ企業と分析技術に強い企業が提携した場合、データ活用の精度が高まり、より効果的な商品提案やサービス改善が可能になるでしょう。

こうした効果を生み出すには、目標と数値の基準をあらかじめ決め、定期的に進捗を振り返る場を作ることが大切です。

3. 経営リスクを分散できる

資本業務提携には、経営リスクの分散に効果的なメリットがあります。新規事業や技術開発、海外進出には多額の投資と失敗リスクが伴いますが、資本業務提携では投資・開発・販売などの負担を双方で分担できるため、一社が単独で抱えるリスクを大幅に軽減できます。

また、事業が想定通りに進まなかった場合の損失も共有されるため、経営へのダメージを抑えながらチャレンジを続けられる点も魅力です。

中小企業やスタートアップが提携を進める際は、投資負担の割合、損失が出た場合の扱い、提携を終了する条件などをあらかじめ契約に明記しておくことが重要です。

4. 互いの経営資源を共有できる

資本業務提携することで、互いの経営資源を共有し、時間とコストを削減できるでしょう。新しい技術開発、人材育成、販路拡大を自社だけで行うには、長い時間と多額の投資が必要です。

資本業務提携は、相手企業がすでに保有している技術や製造ノウハウ、顧客基盤、ブランドなどにすぐアクセスできるため、事業展開のスピードを高められる点が大きなメリットです。

経営資源を共有して成果につなげるには、自社が提供できるものと相手から得たいものをあらかじめ整理し、提供範囲や利用条件を契約に明記しておくことが大切です。

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資本業務提携のデメリット

手を差し出す男性

一方、資本業務提携を検討する際は、以下のデメリットを把握しておきましょう。

これらのデメリットを正しく理解した上で、契約条件や出資比率、協業範囲を慎重に設計することが重要です。

簡単に提携を解消できない

資本業務提携は、提携関係を容易に解消できません。株式の移動を伴うため、業務提携のように契約期限や合意によりスムーズに関係を終了できず、解消には相手が保有する株式の買い戻し交渉が必要です。

買い戻しの場面では、株価の評価で意見が食い違ったり、相手が株式の売却に応じなかったりして、想定以上の資金が必要になることがあります。その結果、財務面や今後の事業運営の選択肢が狭まる可能性があります。

市場状況や事業方針が合わず、提携から期待した成果が得られなかった場合でも、資本関係を解消するには時間とコストがかかることが多く、長期的な負担につながるでしょう。

上記のリスクを抑えるためには、提携を結ぶ段階で、株式の買取条件や価格算定の方法、提携を終了する際の手続きなどをあらかじめ契約に明記しておくことが重要です。

株式購入の負担が発生する

資本業務提携には、株式取得に伴う資金負担が発生する場合があります。業務提携では、共同開発費や販促費などの協力コストだけで済みますが、資本業務提携の場合は、相手企業株式の取得資金が必要です。

たとえば、企業価値10億円の会社の20%を取得する場合、2億円の出資が必要となり、資金余力の限られる中小企業にとっては財務負担が大きいでしょう。

さらに、この出資は投資であるため、提携先の業績が悪化すれば株式価値が下落し、最悪の場合は回収不能となるリスクもあります。

株式購入の負担を軽減するには、出資比率を必要最小限に抑える、段階的な出資スキームを採用する、新株予約権や新株予約権付社債を活用するなどの工夫が有効です。とくにスタートアップは、無理に持ち合いを行うのではなく、成長局面で必要な資源投下を優先する設計が求められます。

意思決定が遅くなる可能性がある

資本業務提携には、意思決定が遅くなるリスクがあります。提携先が株主として議決権や取締役を通じて経営に関与するため、重要な方針変更や投資判断の場面では、相手企業との調整が必要になることがあるためです。

また、出資比率が一定水準を超えると、株主総会の決議に影響を及ぼす力が強くなるため、自社だけでは迅速に判断できない場面が増える可能性があります。企業の機動力を維持したい場合は、出資比率とガバナンスの設計を慎重に検討することが重要です。

たとえば、出資を受けたことで重要な投資判断が相手企業の判断待ちになり、事業の動きが遅れてしまう場合があります。

上記のリスクを避けるには、契約時に自社が判断できる領域と双方で協議すべき事項をあらかじめ整理しておくことが大切です。意見が行き詰まった際の調整ルールもあらかじめ定めておくと、停滞を防ぎやすいでしょう。

情報開示や成果物の権利などでトラブルになるリスクがある

資本業務提携は、情報開示や成果物の権利を巡るトラブルが発生するリスクがあります。

シナジー創出のためには、技術や顧客データ、製造ノウハウなどの機密情報を相手に開示しなければいけませんが、関係が悪化した場合に情報の不正利用や流出につながる可能性があります。

共同開発では、成果物や技術の権利範囲があいまいなままだと、後に利用権や所有権を巡ってトラブルが生じるおそれがあります。そのため、開発前に既存の技術と共同開発によって生まれる成果を区別し、それぞれの権利や利用範囲を契約で明確に定めておくことが大切です。

また、情報の取り扱いは秘密保持契約でルールを定め、契約書は専門の弁護士に確認してもらうと安心して手続きを進められるでしょう。

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資本業務提携の進め方

ステップのグラフと手を差し出す男性

この章では、資本業務提携を実際に進める際の具体的な進め方について解説します。

  1. 提携の目的を整理する
  2. 提携目的に適した企業を選定する
  3. 目指すゴールを明確化する
  4. 双方で条件面を交渉・調整する
  5. 提携契約を正式に締結する

それぞれの手順のポイントを、わかりやすく示しているので参考にしてください。

1. 提携の目的を整理する

資本業務提携では、まずはじめに「なぜ提携が必要なのか」「提携によって何を実現するのか」など、提携の目的を明確にすることが重要です。

目的があいまいなまま進めると、パートナー選定や交渉に一貫性がなくなり、最終的に期待した成果が得られないケースが多く見られます。

たとえば、技術獲得や海外市場進出、新サービス開発、販売チャネル拡大などの目的を具体的な課題解決と紐づけるのが一般的です。また、目的が自社単独で達成できない理由を整理することで、提携の必要性と優先度が明確になります。

目的については、期限・数値目標・達成基準を明確に設定し、具体的に3年以内に新技術を製品へ実装し、売上を20%向上させるといった形で整理しましょう。

2. 提携目的に適した企業を選定する

資本業務提携の目的が定まったら、実際に成果を最大化できるパートナー候補を選定します。資本業務提携の成功率は、提携する企業に左右されます。

選定では、技術やブランド力など自社にない強みを持っているかという事業上の補完性に加え、意思決定のスピードや経営者の価値観、組織文化など協業を継続できるなどの観点も重要です。

提携企業を探す際は、展示会や業界のつながり、金融機関・投資家からの紹介、既存の取引先の見直しなど複数のルートを活用します。

最初から1社に決めず、3〜5社と並行して話を進めて比較することで、自社にとってもっとも適した相手を選びやすいでしょう。

3. 目指すゴールを明確化する

パートナー候補との対話が進んだら、提携によって実現するゴールと、その達成指標(KPI)を明文化します。

ゴール設定は、期限・数値・担当・役割などが具体的に定義されていることが重要です。たとえば、以下のような内容です。

  • 2年以内に共同開発した製品Xを年間1万台販売
  • 連携した調達で年間2億円のコスト削減
  • 相手企業の販売網を活用し1年以内に新規顧客500社を獲得

まずは両社の担当者同士で協業テーマ案を洗い出し、効果・実現性・必要リソースの観点で優先順位を整理し、その上で経営層が最終承認する形が理想です。

4. 双方で条件面を交渉・調整する

双方がゴールに合意できたら、出資比率や株式取得価格、協業範囲、契約期間などを交渉・調整します。

出資比率は、経営の自由度に関わるため、慎重に交渉する必要があります。自社の独立性を維持したい場合は、相手企業が経営に過度な影響力を持たない水準に出資比率を調整し、意思決定やガバナンスのルールを契約で明確にしておくことが一般的です。

交渉は勝ち負けではなく、長期的に持続する関係の設計が目的です。そのため、事前に自社として譲れない条件と柔軟に対応できる条件を社内で整理しておくことがポイントになります。

相手の要求を拒否するのではなく、代替案を提示する姿勢が建設的な結果につながるでしょう。

5. 提携契約を正式に締結する

条件面の交渉が済んだら、合意された条件を法的拘束力のある契約書に落とし込みます。出資に関する契約(第三者割当増資引受契約または株式譲渡契約)と、業務協力に関する契約(業務提携契約)は分けて作成するのが一般的です。

また、必要に応じて株主間契約を用い、ガバナンスや解消条件を明確化します。契約文言は将来的な紛争発生時の判断基準になるため、明確な文章表現が重要です。

合意したテーマごとに担当者を定め、必要な情報と人員を提供すると明記することで、提携の実効性を担保できるでしょう。

さらに提携前には、財務や契約、技術面を確認する事前調査(デューデリジェンス)を行い、リスクを把握します。契約締結はスタートであり、締結後は定例会や担当チームを設けて協業を進めていくことが重要です。

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資本業務提携の事例5選

棒グラフと握手するビジネスマン

資本業務提携は、単なる出資関係にとどまらず、両社の強みを掛け合わせて新たな価値を生み出す戦略的な取り組みです。

近年は、DX推進や地域金融の再編、海外展開など多様な目的で提携が進んでいます。

ここでは、実際の企業同士の提携事例を紹介し、その狙いや効果を具体的に見ていきましょう。

第一生命ホールディングス株式会社とウェルス・マネジメント株式会社の資本業務提携

第一生命ホールディングス株式会社は、ホテル開発・運営を行うウェルス・マネジメントと資本業務提携を結びました。

インバウンド需要の拡大を見据え、第一生命グループは同社のホテル運営ノウハウを取り入れることで、不動産バリューチェーンを強化し、国内不動産事業の拡大を狙います。

一方、ウェルス・マネジメントは、開発から運用・売却まで一連の資産循環を行うビジネスモデルをさらに強化し、事業成長の加速を目指します。

両社は、ホテル開発やアセットマネジメント、不動産・金融分野で協業を深め、双方の企業価値向上を目指しています。

日本郵政株式会社とロジスティードホールディングス株式会社の資本業務提携

日本郵政株式会社は、物流大手のロジスティードホールディングス株式会社の株式19.9%をKKRから取得し、資本業務提携を締結しました。

本提携により、日本郵便グループが持つ郵便・国内外物流ネットワークと、ロジスティードの総合物流オペレーション力を組み合わせ、ラストワンマイルから国際物流まで一気通貫で提供できる事業基盤を構築します。

提携したことで物流の効率化やサービス品質の向上を図り、顧客価値と利便性の向上を目指します。両社は将来的な共同事業の検討や、新たな物流サービスの創出にも取り組む方針です。

SBIホールディングス株式会社と株式会社東北銀行の資本業務提携

SBIホールディングス株式会社は、東北銀行と戦略的資本業務提携を締結しました。両社はこれまでもSBI証券を通じた金融商品仲介業で連携してきましたが、今回の提携により、東北銀行の経営基盤強化とサービス高度化をさらに進め、地域経済の活性化と地方創生を目指します。

具体的には、東北銀行の顧客に対してSBIグループの幅広い金融商品・サービスを提供するほか、有価証券運用の高度化支援や、SBIグループが投資する企業の技術を活用した地元企業のDX支援を行うのが主な目的です。

また、スマホアプリなどデジタル化の推進、地元企業を支援する共同ファンドの設立にも取り組みます。

株式会社SHIFTと株式会社メディアドゥの資本業務提携

株式会社SHIFTは、電子書籍流通大手の株式会社メディアドゥの株式3.08%を取得し、資本業務提携を締結しました。日本発コンテンツの海外需要が高まる中、両社はコンテンツの流通拡大や質の向上を目指します。

株式会社SHIFTはソフトウェア品質保証やAIを活用した売れるサービスづくりの知見を持ち、株式会社メディアドゥは電子書籍取次を中心に出版社との強固なネットワークを有しています。

本提携により、国内ではコンテンツ制作や販売支援の高度化、海外ではローカライズやIP展開の強化に取り組むのが目的です。さらに、電子取次事業のDX推進にも協力し、出版・エンタメ領域全体の成長を後押しするでしょう。

株式会社ジェクトワンと伊藤忠都市開発株式会社の資本業務提携

株式会社ジェクトワンは、伊藤忠都市開発株式会社を引受先とする第三者割当増資を実施し、資本業務提携を行いました。

株式会社ジェクトワンは不動産の開発・売買・仲介から空き家再生まで幅広い事業を展開しています。一方、伊藤忠都市開発株式会社は分譲マンションCREVIAシリーズをはじめ、住宅・オフィス・物流施設など多様な不動産開発を手がける総合デベロッパーです。

本提携を通じて、不動産関連事業における戦略的連携を強化し、双方の事業拡大と価値創出を目指します。とくに、株式会社ジェクトワンが展開する空き家解決サービス「アキサポ」と、伊藤忠都市開発株式会社の既存事業とのシナジーの創出に取り組みます。

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まとめ

握手するビジネスマンの手

資本業務提携は、互いの強みを活かしながら成長を加速させるための戦略的な手段です。

重要なのは、なぜ提携するのかという目的が明確であることと、互いのリソースがきちんと相乗効果を生む関係であることです。

今回取り上げた事例からも、業界や規模を問わず、適切な相手と連携することで事業機会は大きく広がることがわかります。

もし自社の成長に伸び悩みや新たな市場開拓の必要性を感じているなら、外部パートナーとの協業を選択肢に加えてみましょう。

提携内容やリスクを丁寧に整理し、持続的な価値創出につながる協力体制を構築することが、企業成長の大きな一歩になります。

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京都大学経済学部卒業、同大学経営管理大学院修了(MBA)
旧司法試験合格、最高裁判所司法研修所を経て弁護士登録(日本弁護士連合会・東京弁護士会)。

千代田中央法律事務所を開設し、スタートアップの資本政策・資金調達支援、M&Aによるエグジット・成長戦略の専門職支援と法人破産手続き、事業再生手続きによる再生案件を取り扱う。独立行政法人中小企業基盤整備機構(中小機構)では国際化支援アドバイザーとしても活動経験あり。